乱視は「正乱視」と「不正乱視」の2種類に分けることができ、「生まれつきや加齢によるもの」と「外傷や疾患によるもの」2種類が大きな原因になっています。
乱視の主な原因や矯正方法についてご紹介します。
乱視とは
乱視とは、膜や水晶体の歪みが原因で焦点を結ばない状態のこと。乱視と一言で言っても、「正乱視」と「不正乱視」の2種類に分けることができます。
正乱視は、ラグビーボールのようなイメージ。形で角膜や水晶体のカーブが方向によって違うため、屈折力が異なり一点に焦点を合わすことができません。
正乱視の場合、レンズが一定方向に歪んでいるので一方向ははっきり見えるのに対して、他の方向はぼやけて見えます。
不正乱視は自然に起こるものではなく、炎症やケガなどによって角膜表面に凹凸が生じたことによって起きます。
一般的には正乱視がほとんどで、不正乱視は病的な原因によって引き起こされているということ。
乱視になる原因
乱視の原因は主に2つあります。それは「生まれつきや加齢によるもの」と「外傷や疾患によるもの」の2つです。
原因1.生まれつき
球体でカーブ状になっている角膜が生まれつき歪んでいる場合、乱視が起きます。ラグビーボールを想像してみるとわかりやすいのですが、カーブの度合が場所によって違うため、縦方向と横方向のピントにずれが生じます。これが、「乱視」の状態なのです。一般的にはこの乱視を「正乱視」と呼び、眼鏡やコンタクトで矯正しやすい乱視と言われています。
また、軽度の乱視の場合、年齢が若いと自覚しにくいと言われていますが、年齢を重ねてくると、目の調整力が低下するため乱視の症状を自覚しやすくなります。
原因2.外傷や疾患
外傷や炎症、ケガ、角膜や水晶体の疾患、目の手術などの外的な原因で乱視が起こることがあります。角膜の表面が凸凹になることで正常に像が結ばれない状態。
これを「不正乱視」といい、正乱視とは違い光の屈折が不規則なので、眼鏡で矯正するのは難しい乱視です。矯正できない場合はコンタクトレンズで矯正をします。
治療・矯正について
乱視は、眼鏡やコンタクトレンズで矯正しますが、上述したように眼鏡では矯正できない場合もあります。
乱視はどこを見るにもピントが合わないので、肩こりや頭痛、目の疲れなどを引き起こしてしまうことも。放っておいても改善されるものではないので、ぼやけて見えたり、目が疲れやすい、物が二重に見えるなどの症状が出た場合は、すぐに眼科を受診するようにしましょう。
幼児の場合、網膜や視神経が未発達なので、視力の発達が遅く、屈折異常がより強くなる弱視の原因にもなってしまうので注意が必要です。
一般的に、正乱視はメガネやコンタクト、不正乱視はハードコンタクトレンズによる矯正を行います。コンタクトレンズで矯正できない場合は、屈折矯正手術か角膜移植を行って治療を行います。
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